陸上競技用語が一目でわかる!【英語略号編】

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陸上競技においては国際ルールとして英語の略号が用いられる場面もある。その一部をご紹介する。

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競技運営

ここに挙げたものが全てではないが以下のものを覚えておけばまず支障はないだろう。

英語略称正式名和訳
DNS[1]Did Not Start欠場
DNF[2]Did Not Finish途中棄権
DQDisqualified失格1妨害行為やドーピング違反など順位・記録を抹消されるもの全般を指す
〇Valid trial in High Jump and Pole Vault走高跳・棒高跳における有効試技
×Failed trialフィールド競技の無効試技(ファウル)
FFoulNHKのTV放映におけるフィールド競技の無効試技2日本選手権など
[3]Passed trialパス3その回の試技を行わないこと
NM[4]No valid trial recorded/No Mark記録なし/ノーマーク
NH[5]No Height走高跳・棒高跳の記録なし
QQualified by Place順位での決勝進出(トラック)/標準記録突破で決勝進出(フィールド)
qqualified by Time記録上位でのプラス通過(トラック/フィールド)
r[6]athlete retired from competitionリタイア

 注釈

[1]競技開始時点でスタートラインないしはフィールド上に現れないこと。招集段階で本人ないしは代理人が棄権の旨を大会運営側に通達する。

[2]主にトラック競技やロードレースにおいてフィニッシュラインを通過する前に競技続行を諦め退場することを指す。フィニッシュラインを通過しさえすれば順位がつくので、例え歩いてでも入賞の実績や対校戦のポイントが欲しい選手は完走を目指すことがある。県大会や日本選手権などでたまに見られる。

Point  北京五輪男子110mH予選にて劉翔(中国)がスタートラインに立ったものの、一度のフライングの後走ることなくスタジアムを去ってしまったが、この場合は途中棄権という扱いになる。

[3]任意の回数行うことができ、限られた試技回数を消費する以外のデメリットはない。主に大記録を達成した選手が気持ちを整理するための時間に充てたり、故障により試技回数を絞るために用いる。走高跳・棒高跳はその競技特性上試技回数の制限が(跳躍成功する限り)存在しないため性質が異なる。バーの高さは低い位置から上がっていくため、実力のある選手達は低い高さをパスするのが定石である。なお、悪天候で確実に記録を残しておきたい時はあえて普段跳ばない高さを成功させておこうという選手もいる。

女子棒高跳のイシンバエワは自分が跳ぶ高さになるまで横になる姿が印象的だった

[4,5]フィールド競技の記録なしは実質的にトラック競技の途中棄権と同様の扱いとなり、順位はつかない。例え決勝進出していても記録が残らなければ最下位にすらなれない。選手達にとっては非常に不名誉で屈辱的な成績となる。

[6]フィールド競技ではパスという手段があるため、途中棄権は存在しない。ただし、競技途中で負傷しそれ以上競技続行が不可能と判断された場合はリタイアという扱いになる。

Point  近年ではドーハ世界陸上男子やり投で銀メダルを獲得したMagnus Kirt(エストニア)が5投目に肩を負傷し6投目はリタイアという扱いになった。

6投目を迎える前にフィールドを去ったエストニアのマグナス・キルト

 

記録用語略称

 

英語略称正式名和訳
WR(WIR)World Record世界記録
WB(WIB)World Best4スタジアム外で行われるロードレースなどで用いられる(マラソン等)世界最高記録
WLWorld Leading今季世界最高記録
AR(AIR)Area Recordアジア,オセアニア等地域別最高記録の総称
NR(NIR)National Record国内記録5日本記録などの国別最高記録を指す
OROlympic Record五輪記録
CRChampionship Record選手権記録
MRMeet(ing) Record大会記録
GRGame Record大会記録
PB6アメリカではPR(Personal Record)という略語の方が好まれる。Personal Best自己記録
SBSeason Best今季自己最高記録

語の使い分け

英語表記ではCR,MRなど競技会の性質により異なる呼称が用いられるが日本語では基本的に大会記録とひとまとめに呼称される。ただし、電工掲示板には英語の略号が使用される。

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